英語で交渉をする仕事をしてきたので、英語の上手なひとや、そうでもない人にも色々出会ってきました。 実感として、あのひとは英語がペラペラっていう紹介文句にはあまり期待をしてはいけないというのが実感です。
私が小学生のころ近所で「あの子のお母さんは英語がペラペラなんだよ」っていう言い回しを 初めて聞きました。私が小学生の頃は英語を話している人を見るだけで、そのレベルは良くわからないけど凄いな、これが”ペラペラ”ってやつかと素直に驚いたもんです。
その後も英語がペラペラという表現を幾度も聞く機会がありました。 大学生の時は帰国子女の 同級生が周りにはけっこういて、英語購読のクラスの時間に明らかに発音とリズムが私を含め他のクラスメイトとは違ってました。これが”ペラペラ”ってやつか、凄いなと、素直に驚き憧れたもんです。
社会人になって海外企業と仕事をするようになってから職場には英語を使って仕事をするビジネスパーソンが普通に存在してましたが、周りの人たちが英語がペラペラって意識はすっかり忘れて、英語を使っていていつも話題に上るのは、
・相手の国民性とか
・相手側の常識とか
・相手のビジネスのスタイルとか
言語の流暢さよりは、お願いしたことが実行されないこと、一旦合意したはずのことが反故にされたコト等から、その理由や背景はどうも我々日本人チームとは違う相手と話をしているんだということでした。 きっと言葉としては伝わっていても目的を達せられない不満やジレンマで日々過ごしていました。 そのネタだけで先輩や上司、同僚との酒の肴にも事欠かないアフターファイブ(今や死語)もありました。THE SHOWA。。。
ビジネスで一番課題となるのはまさにこのシチュエーション。
いったい何が問題なんだろう。